マンションを購入する際、間取りや価格を考慮するのはもちろんですが、資産価値について考えることも重要です。
マンションは高額なため、購入後はできるなら一生住みたいと考える方も少なくはありません。
しかし、ライフスタイルの変化などによってマンションを売却する場合、重要なのは資産価値です。
一般的にマンションは資産価値が高いとされていますが、立地や間取り、築年数などによっても大きく異なります。
今回は、資産価値の高いマンションの選び方や、資産価値を維持するポイントについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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弊社へのお問い合わせはこちらマンションの資産価値が高いといわれるのはなぜ?
そもそもマンションの資産価値とは何を基準としているのでしょうか。
まずはマンションの資産価値についてご説明したいと思います。
マンションの資産価値とは?
一生住むと思って購入したマンションも、ライフスタイルの変化などにより住み替えが必要となるケースも少なくはありません。
その際に重要なのがマンションの資産価値です。
資産価値の低いマンションと高いマンションでは購入価格が同じであっても売却価格に大きく差がついてしまいます。
そのため、購入時にできるだけ資産価値の高いマンションを選ぶことがポイントです。
しかし、マンションの資産価値とは、一体どのように判断すればよいのでしょうか。
マンションの資産価値に大きく影響するのは築年数です。
日本の不動産市場は新築を良しとする傾向がありますので、築年数が資産価値に大きく影響します。
マンション資産価値が高いといわれるのはなぜ?
マンションの資産価値には、売却価値と収益価値という2つの側面があります。
築年数によって影響するのは売却価値という側面です。
築年数とともに売却価格が下がるのは仕方のないことではありますが、賃貸として収益が出る物件であれば、収益価値の側面からみると資産価値が高いといえます。
戸建住宅より収益価値が高いと考えられることが、マンションの資産価値が高いといわれる大きな理由です。
また、戸建住宅は木造や鉄骨造が多いのに対し、マンションはRC造(=鉄骨造)やSRC造(鉄骨鉄筋造)という構造が基本になります。
木造の法定耐用年数22年、鉄骨造34年に対し、RC造34年、SRC造47年という点も資産価値に大きく影響するのです。
たとえば、2,200万円の価値がある木造住宅を購入した場合、法定耐用年数が22年ですから毎年100万円ずつ資産価値が減少することになり、22年後の資産価値はゼロとなります。
戸建住宅は土地とセットで購入するのが基本ですから、22年後は土地のみの資産価値ということになるのです。
同じく2,200万円の価値があるSRC造のマンションのを購入した場合、耐用年数は47年ですから、資産価値は47年かけて減少する点もマンションの資産価値が高いといわれる理由の一つです。
法定耐用年数とは法律で定められた使用可能年数のことで実際の寿命とは異なりますので、資産価値がゼロになったからといって居住できないわけではありませんが、資産価値をはかる上では重要といえます。
また、マンションの購入は老後の資産形成としても有効です。
資産価値の高いマンションを選ぶポイントとは?
マンションを購入する際は、将来のことを見据えて資産価値の高いマンションを選ぶことが重要です。
資産価値が高いマンションを選ぶ際、どのようなポイントを確認すればよいのかをご紹介します。
立地
資産価値の高いマンションを選ぶ最大のポイントは立地です。
人気のあるエリアに建つマンションは価格が下がりにくいという特徴があります。
また、現在は利便性がさほど良くなくても、再開発が進むと予想されるエリアは将来的に地価が上昇することも考えられるため、資産価値の高いマンションといえるでしょう。
購入時より売却価格が上回るというリセールバリューも期待できます。
逆に、将来地価が下がるようなエリアに建つマンションは、資産価値の高いマンションとはいえません。
また、災害による水害時の浸水や地震による液化などが発生した場合、地価が下落してしまいます。
マンションを購入する前に、ハザードマップをチェックすることが重要です。
また、犯罪が多く治安が悪いエリアも価値が落ちてしまうため、購入前にしっかり確認することが必要となります。
利便性
立地の良さにも直結しますが、交通の利便性が良いマンションは価値が下がりにくいといえます。
また、これから交通網が発展する予定のあるエリアなども将来地価が上がる可能性がありますので、資産価値の高いマンションといえるでしょう。
周辺環境の利便性も資産価値に大きく影響しますので、スーパーマーケットやコンビニなどの生活に便利なお店が近隣にあったり、病院や学校、役所などへのアクセスなども重要です。
景観の良さ
マンション周辺の景観も資産価値に影響します。
駅から近くてスーパーマーケットなどが充実していても、マンションの目の前に墓地があったり、窓から墓地が見えるなどという立地は価格が下がってしまうでしょう。
逆に、マンションからの眺めの良さはプラス要素となります。
夜景が綺麗だったり、海が見えたり、緑が豊かな景色が見えるなどというマンションは人気も高くなり、結果的に価値も上がるのです。
日当たり
日当たりの良さも資産価値に影響します。
1番人気のある南向きのマンションと比較して、あまり人気のない北向きのマンションは売却価格が10%も程度下がってしまうのです。
築年数
中古マンションを購入する際に重要なのが築年数です。
先ほども述べたように、築年数によって資産価値は年々下がっていきます。
また、建築基準法が改正される昭和56年以前に建てられたマンションは、耐震改修工事がおこなわれているかをチェックすることが重要です。
購入時の築年数は浅ければ浅いほうが良いですが、立地や利便性などを加味して総合的に判断しましょう。
管理体制
人気のエリアで景観や治安も良く、利便性もバッチリだとしても、管理体制がずさんなマンションは資産価値を下げる原因となってしまいます。
マンション共用部の清掃が行き届いてなかったり、設備の法定点検や修繕がおこなわれず老朽化が進んでいたりすると資産価値が下がってしまう恐れがあるのです。
マンションを購入する際は、事前に管理会社の評判などをチェックしておくのをおすすめします。
マンションの資産価値を維持するポイントについて
最後に、購入後のマンションの資産価値を維持するポイントについてご紹介します。
マンションの資産価値を維持するための大きなポイントはメンテナンスです。
マンションの大規模修繕は10〜15年を目安におこなわれるのが一般的となっています。
新築でマンションを購入した際は、大規模修繕がおこなわれるタイミングを目安に、室内の設備交換や壁紙の張り替えなどのメンテナンスをおこないましょう。
中古で購入する場合には、前の所有者のメンテナンス履歴などを確認することが重要です。
リフォーム済みのマンションを購入する場合であっても、配管などの見えない部分についても確認が必要でしょう。
メンテナンスをしっかりおこなうことは、資産価値の維持に直結します。
まとめ
今回は、マンションの資産価値について解説しました。
なぜマンションの資産価値が高いといわれるのか、資産価値の高いマンションを選ぶポイントなどをご紹介しましたが、いかがでしたか。
将来のことを見据えて、できるだけ資産価値の高いマンションを選ぶことが重要となります。
また、購入後もしっかりとメンテナンスをおこなって、資産価値を維持しましょう。
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