低層マンションとは、読んで字のごとく低層階のマンションのことです。
高層マンションの人気もさることながら、低層マンションも注目されているのをご存じでしょうか?
今回は、低層マンションのメリットやデメリット、低層マンションに向く人などをご紹介します。
マンションの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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弊社へのお問い合わせはこちら低層マンションのメリット・デメリットとは?
まず最初に、低層マンションのメリットとデメリットについてご紹介します。
低層マンションの定義とは?
低層マンションのメリット・デメリットをご紹介する前に、そもそも低層マンションとはどのようなマンションなのか?という定義について触れていきます。
実は、低層マンションと高層マンションには明確な区分はありません。
何階建てまでが低層マンションで、何階建てからが高層マンション、といった区別の仕方はありませんが、一般的には1〜5階建てのマンションを低層マンションとしています。
中層マンションは6〜10階建て、高層マンションは10〜20階建て、タワマンと呼ばれる超高層マンションは20階建て以上のマンションという区別の仕方が一般的です。
低層マンションの探し方
低層マンションは供給数が少ないため、販売開始からすぐに完売する傾向があります。
そのため、希望どおりの低層マンションがなかなか見つからないというケースも少なくはありません。
不動産ポータルサイトを見ても、低層マンションが売り出されていることは少ないといえます。
自分で不動産ポータルサイトをチェックして探すと同時に、不動産会社に依頼しておいて条件に合う物件が出てきたら紹介してもらう、という探し方もおすすめです
低層マンションのメリット
それではさっそく、低層マンションのメリットについてご紹介します。
落ち着いた住環境
低層マンションは、第一種または第二種低層住宅専用地域などの用途地域に建てられていることが多く、周辺は住宅街であることから落ち着いた住環境といえます。
また、建物の高さが10〜12mの高さに制限されていることから、周辺に高い建物が建つ心配がありません。
とくに第一種低層住宅専用地域では、店舗や事務所等の建築は認められていないため、より静かに暮らすことができます。
第二種低層住宅専用地域は店舗の建築が可能であるものの、コンビニや日用品販売店など業種が限られているのも特徴です。
エレベーター待ちのストレスがない
高層マンションは窓からの景観もよく、住んでいるだけでステイタスを感じるというメリットがある一方、エレベーター待ちにストレスを感じる方も多いようです。
その点、低層マンションはエレベーターの利用率が低いため、エレベーター待ちのストレスはほとんどないといって良いでしょう。
1階に住んでいる方はもちろん、2階、3階までであれば階段での上がり下りは比較的苦労はしませんので、すぐに外出できるというメリットがあります。
災害に強い
低層マンションは耐震性が高い傾向にあります。
低層マンションの主流は壁式構造となっていて、壁で建物を支える構造というのが地震に強い理由です。
また、高層マンションの上階と比較すると、地震による揺れが少ないため体感的にも安心できます。
そして、ライフラインが遮断されるような災害時に強いのが低層マンションです。
停電時はエレベーターが使えなくなるため、高層マンションの上階に住んでいる方は外出時に支障が生じます。
停電だけではなく水道が供給されなくなると、重いタンクを持って階段で上り下りをしなければいけません。
その点、低層マンションは停電などの災害時に強いといえます。
資産価値が落ちにくい
低層マンションは高層マンションと比べると、供給数が少ないため希少価値があります。
そのため、資産価値が落ちにくいのはメリットといえるでしょう。
また、低層マンションが建つ第一種や第二種低層住宅専用地域は、高さ制限や隣地との距離などの制限があり、周辺環境が劇的に変化することは考えにくいのも特徴となります。
たとえば高層マンションでは、購入時の景観は良かったものの、数年経ってみると周辺に高層ビルやマンションなどが多く建ってしまい景観が変わってしまうことは少なくはありません。
そのため、将来的に周辺の環境が変化しづらい低層マンションは資産価値が落ちにくいのです。
低層マンションのデメリット
低層マンションはメリットも多く魅力的ですが、デメリットも存在します。
考えられるデメリットをいくつか見ていきましょう。
エレベーターがないマンションもある
エレベーター待ちのストレスもなく階段利用も苦ではないのが低層マンションのメリットですが、そもそもエレベーターがついていない低層マンションもあります。
とくに、3階建てまでの低層マンションだとエレベーターがないマンションも多いでしょう。
1階に住む場合は問題ありませんが、2階や3階だと毎日の通勤や重い荷物を持って階段を上がり下りするのは不便だと感じる方もいるかもしれません。
購入したときは良くても、将来的に年齢を重ねていくとエレベーターがないと体力的に不安なのもデメリットといえます。
リフォームの自由度が低い
低層マンションは壁式構造が主流で地震に強いというのがメリットですが、その反面リフォームの際の自由度が低くなってしまうのはデメリットといえます。
撤去できない体力壁が多く、大幅な間取り変更などはできない場合があるのです。
将来大幅なリフォームの必要があるという方は、リフォームできる範囲をしっかりと確認してから購入することをおすすめします。
生活面の利便性が低い
低層マンションが建てられる用途地域は、駅からやや離れていて商業施設が少ないエリアとなっています。
そのため、駅チカやコンビニ、スーパーマーケットや娯楽施設などがたくさんある場所に住みたいという方には不便と感じてしまうでしょう。
低層マンションに向いている人とは?
低層マンションのメリットとデメリットを把握したところで、実際どのような人が低層マンションに向いているのかチェックしていきましょう。
落ち着いた暮らしをしたい人
メリットの部分でもご紹介しましたが、低層マンションが建つ地域は閑静な住宅街が多いため落ち着いた暮らしができます。
また、1階が庭付きだったり、共用部に畑などがあるマンションもあり、戸建住宅のように暮らしたい方にもおすすめです。
長く戸建住宅に住んでいた方なども、違和感なく暮らすことができるので低層マンションに向いている人といえます。
災害時に備えたい人
昨今、日本では災害が多く起きています。
低層マンションは高層マンションと比較すると構造面でも地震に強いため、災害時に備えたい方は低層マンションが向いている人といえるでしょう。
また、地震に強いこともあり、資産価値が落ちにくいのも特徴です。
将来売却の予定があるという方も低層マンションに向いている人といえるでしょう。
ご近所と交流したい人
高層マンションは戸数が多く、住民同士が顔を合わせる機会も少ないため、ご近所付き合いがあまり活発ではないケースも多いものです。
その点、低層マンションは戸建住宅のような感覚での近所付き合いが可能となります。
ご近所同士のコミュニケーションを好む方には、低層マンションが向いているといえるでしょう。
低層マンションを探すときの注意点とは?
低層マンションにのメリット・メリットを踏まえた上で、やっぱり低層マンションに住みたいと改めて思った方も多いのではないでしょうか。
最後に、低層マンションを探すときの注意点についてご紹介しますので、参考にしてみてください。
生活面での注意点
都市部などの利便性の高い地域に建つことが多い高層マンションに比べ、低層マンションは閑静な住宅街に建つことが多いため、生活面で不便を感じるケースもあります。
駅もやや遠くなる傾向がありますので、都市部のような利便性を求めている方は注意が必要です。
商業施設も多くはないため、マイカーをお持ちではない方はとくに、駅までの距離、商業施設までの距離をしっかり把握する必要があるでしょう。
供給数が少ない
低層マンションは高層マンションと比較すると供給数が少ないため、中古市場でも出回る数が少なくなります。
そのため、比較対象の物件が少なくなりますので、たくさんの物件を見て決めるということが難しくなるのです。
また、その希少価値もあいまって、売り出されたらすぐに買い手がつくという特徴もあります。
焦って購入して失敗しないようにしましょう。
まとめ
今回は、低層マンションのメリットやデメリット、探し方の注意点、どんな人が向いているのかご紹介しました。
低層マンションは、利便性を重視する方や近所付き合いが苦手な方などには不向きなのかもしれません。
その反面、落ち着いた暮らしを求めている方や、震災に備えたい方などには低層マンションは最適といえます。
メリットやデメリットをしっかり把握して、自分に合った低層マンションを探しましょう。
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