リフォームをするときに意外と悩むのが「床材」です。
フローリング以外にもいろんな種類があるため、何を選んだら良いか迷っている方は少なくありません。
そこで本記事では、床材の種類とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介しています。
良し悪しを知って、失敗のないようにしましょう。
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ひと口に床材といっても種類はさまざまです。
近年はフローリングのところがほとんどですが、クッションフロアやカーペット、畳なども床材として含まれます。
いろんな床材があるなか、リフォームする際は何を選んだら良いのでしょうか?
まずは床座の種類を解説します。
フローリング
フローリングは、もっとも一般的な床材でしょう。
木材を使っており、どんな部屋にも馴染みやすいのが特徴です。
ひと口にフローリングといっても種類はさまざまで、使用されている木は「広葉樹」と「針葉樹」に大きく分類されます。
そのため、どうしても高額になりやすいというデメリットがあります。
メリット・デメリットについては後述しますが、もっとも用いられている床材になるでしょう。
クッションフロア
塩化ビニール樹脂を使用しているのが特徴です。
デザイン性が高く、同じクッションフロアでもプリントされている柄によって雰囲気ががらりと変わります。
素材は柔らかく、足への負担が少ないという魅力があります。
またペットを飼っている方にも喜ばれやすいでしょう。
フロアタイル
耐傷性が高いのがフロアタイルです。
1枚1枚並べて使用し、部屋に合わせて自分好みに表現することができます。
タイルなので表面はひんやりしており、床暖房を導入すると冬場でも足下が冷えずにすみます。
カーペット
カーペットには、タイル性のものも存在します。
断熱性が高く、足触りが良いので、他の種類よりも心地の良さを感じるでしょう。
また、サイズやカラーバリエーションが多いのもカーペットならではです。
畳
日本人にとって、もっとも馴染みのある床材でしょう。
イグサを使用して作られており、独特の香りや柔らかさは、やはり落ち着いた雰囲気を与えます。
また畳には、部屋の湿度を適正値にする働きがあります。
そのため、夏場でもジメジメしにくいといわれています。
床材のメリットについて
床材には、いろんな種類があることが分かりました。
それぞれの特徴について解説しましたが、今度はメリットについてご紹介します。
種類によって良し悪しが大きく変わってきますので、リフォームの際はぜひ参考にしてみてください。
フローリングのメリット
現在、もっとも一般的に用いられています。
フローリングの良いところは、なんといっても「掃除がしやすい」点です。
たとえ飲み物をこぼしてしまっても、サッと拭くだけで良いのでシミになりにくいでしょう。
またガラス破片も回収しやすいというメリットもあります。
他にも、ダニやカビが発生しにくい、メンテナンスが簡単なども挙げられます。
掃除機をかけるだけでなく、フローリングシートや雑巾で拭き掃除ができるのもフローリングの良いところです。
メンテナンスのしやすさは、生活をするうえで負担になりにくく、快適さを感じるでしょう。
クッションフロアのメリット
クッションフロアは、水に強い・防音性が高い・安価といったメリットがあります。
塩化ビニール樹脂を使用しているので、水を弾きやすく傷みにくいです。
飲み物をこぼしてもサッと拭き取れ、シミになりにくい点はフローリングと同様です。
また文字通りクッション性になっているため、防音性も高いといわれています。
そのため、とくにマンションに住んでいる方は下の階に音が響きにくく近隣のトラブルも防げます。
小さなお子さんやペットがいる方におすすめの床材といえるでしょう。
フロアタイルのメリット
タイル状になっているため、簡単に施工できます。
そのため、リフォームにも非常に適しており、自分好みのデザインに変更できるでしょう。
たとえば、一部だけフロアタイルにすることも可能です。
フローリングやカーペットなどはすべての床を変える必要がありますが、フロアタイルは敷きたいところにだけ使用すれば良いので、手間も省けます。
また長年使用しても汚れが綺麗になりやすいのもフロアタイルの良いところです。
カーペットのメリット
カーペットは、いろんな使い道があります。
そのため、なかにはフローリングやフロアタイルの上から敷いている方もいるでしょう。
カーペットのメリットは、なんといっても保温性の高さです。
断熱性があるため、フローリング特有のヒヤッと感じることがありません。
とくに冬場は足元が暖かく、冷え性の方でも安心して過ごすことができます。
他にも、滑りにくい・柔らかく肌触りが良いといったメリットもあります。
畳のメリット
畳の良いところは、和の雰囲気を感じられる点や、「種類」でもご説明したとおり部屋の湿度を適性値に保ってくれるところです。
そのため、夏場でも畳の部屋にいるとジメジメ感じにくく過ごしやすいでしょう。
また畳特有の柔らかさを感じられるのもメリットになります。
床材のデメリットについて
それぞれ魅力的なメリットがありますが、その一方でデメリットも存在します。
「掃除がしやすいからフローリングが良い!」と思っていても、デメリットを理解していないと失敗する可能性があります。
とくにリフォームの際は、マイナスな点もきちんと知っておく必要があるでしょう。
フローリングのデメリット
扱いやすい点ではメリットのフローリングですが、一方で「足が疲れやすい」「水に弱い」といったデメリットがあります。
先ほど「雑巾で拭き掃除ができる」といいましたが、あくまで乾いた雑巾ということで、水をたっぷり含んだ雑巾はおすすめしません。
ただし、フローリング専用のウェットシートは使用可能です。
またフローリングは硬い素材のため、どうしても足が疲れやすくなります。
対策としては、スリッパを履いたりマットを敷いたりなどが挙げられます。
クッションフロアのデメリット
クッションフロアは、他の床材よりも劣化しやすいといわれています。
そのため、安価な反面、定期的な張替えが必要になります。
貼り換えればそのぶん費用がかかりますし、何より作業が大変なので手間もかかってしまうでしょう。
さらに、質感も人によっては違和感を覚えます。
というのも、クッションフロアはさまざまなデザインのものが売られています。
大理石風や木目調、タイル調など見た目と実際に踏んだときの質感が異なり、居心地が悪いと感じる方がいるようです。
フロアタイルのデメリット
タイルなので、どうしても足に触れたときに冷たさを感じます。
夏場は涼しくても、冬場はやはり冷たく、冷え性の方にとっては不向きです。
またタイルの間に汚れが溜まりやすいため、こまめな掃除が必要になるのもデメリットでしょう。
対策としては、床暖房の導入が挙げられます。
カーペットのデメリット
とにかく汚れやすいのがマイナス点です。
ホコリや繊維などがカーペットの中に入り込みやすいため、こまめに掃除機をかけないとダニの原因になります。
最近では防汚加工されたものも増えてきていますので、どうしてもカーペットを利用したい方は業者に相談してみてください。
他にも、保温性が高いことで夏場は暑く感じます。
ナイロンやポリエステルなどの素材を選ぶと、湿気がこもりにくいので暑い日でも安心です。
畳のデメリット
畳は、外干しや交換が必要になります。
これらをせずに放置しておくと、劣化しダニやカビの原因になるからです。
また畳の表面が毛羽立ってしまい、汚く見えてしまいます。
あるだけで雰囲気の良い畳ですが、数年に一度はメンテナンスが必要になり、その際は業者も呼ぶことになるため費用もかかってしまうでしょう。
まとめ
床材にもいろんな種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあることが分かりました。
リフォームをする際は、ぜひこの3つを十分理解し、ライフスタイルも考えて選ぶようにしましょう。
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