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マンション購入を検討中の方必見!スケルトンインフィルについて解説

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マンション購入を検討中の方必見!スケルトンインフィルについて解説

マンション購入を検討中の方必見!スケルトンインフィルについて解説

近年、マンションの住宅カタログを見ていると「スケルトンインフィル」という単語を見かけるようになりました。
「スケルトン=構造躯体」「インフィル=設備や内装」のことで、建物の躯体部分と内装を分けて考える工法です。
この記事では、スケルトンインフィルの概要や、どんなメリット・デメリットがあるのか、また注意点について解説します。
マンション購入をご検討中の方は、ぜひ参考にご覧ください。

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マンションでよく使用される工法「スケルトンインフィル」とは?

マンションでよく使用される工法「スケルトンインフィル」とは?

スケルトンインフィルは、「スケルトン=構造躯体(柱や床など)」と「インフィル=内装設備」を別々に考えて設計することです。
一般的にはスケルトンもインフィルも同時に建築するため、内壁のなかに柱が入っていたり、給排水設備や配線などが複雑に入り組んでいたりして、間取りや設備の変更が困難です。
一方、スケルトンインフィル工法でできた建物は、構造躯体と内装が完全に分離しています。
そのため、ライフステージに合わせた間取りの変更や、劣化した設備の取り替えがしやすいとして、近年注目を集めている工法なのです。

スケルトンインフィルの歴史

スケルトンインフィルが日本に普及し始めたのは2000年頃と、まだまだ歴史の浅い工法です。
そのため築年数の古いマンションでは、スケルトンインフィルの建物はほとんどありません。
もともとは、1960年代にオランダ人の建築家が提唱した「オープンビルディング」の思想から生まれたといわれています。
「オープンビルディング」の原理は、住空間の構成を、街並み・躯体・内装設備に区分することで、それぞれのレベルに応じた設計をして、建物を長く有効に活用しようというものです。
つまり、建物を長く有効に活用するためには、寿命の長い構造躯体と劣化の早い内装設備を分離させることが、もっとも合理的だと表しているのでしょう。
また2007年には「200年住宅ビジョン」にて、スケルトンインフィル工法の住宅が推薦されています。
「200年住宅ビジョン」とは、住宅のロングライフ化を計るために政府が提唱した施策です。
このような歴史を辿り、現在では少しずつスケルトンインフィル工法のマンションや住宅が増えつつあります。

スケルトンインフィルのマンションに住むメリット・デメリット

スケルトンインフィルのマンションに住むメリット・デメリット

ここでは、スケルトンインフィル工法のメリット・デメリットについて解説します。

メリット1:間取り変更がしやすい

前述したように、スケルトンインフィルは躯体構造と設備内装が分離しているため、間取り変更がしやすいというメリットがあります。
高齢になり家の段差をできるだけ無くしたい、子どもが独立したので部屋とリビングを繋げて広くしたいなど、ライフステージに合わせた間取り変更が可能です。
また構造躯体はそのままで、設備だけを最新のものに変更できるため、子どもや孫の世代まで居住可能な点も大きなメリットといえます。

メリット2:通常の住宅と比べて耐久性が高い

スケルトンインフィルでできたマンションは、床や天井が二重構造になっており、一般的な住宅と比べて耐久性が高いです。
また、長持ちすることを前提とした工法のため構造躯体の耐久性が高く、耐震性にも優れています。

メリット3:長く住み続けられる

コンクリートの寿命は平均68年、最長100年ほどもつといわれていますが、配管設備の寿命は長くて30年程度です。
いくら建物が丈夫でも配管が寿命を迎えてしまうと、住宅としての寿命は30年前後ということになります。
一般のマンションは、コンクリートのなかに配管を埋め込んでいるケースが多く、配管を交換するにも費用がかかるため、取り壊しを選択することも少なくありません。
その点、スケルトンインフィルでできたマンションは、躯体を傷つけずに配管の交換やメンテナンスができ、長く住み続けられる点がメリットです。

一方ではデメリットも存在する

長く快適に暮らせて設備の交換もしやすく、メリットの多いスケルトンインフィル工法ですが、一方でデメリットもあります。
1つ目のデメリットは、購入価格が高額になる傾向がある点です。
長く住み続けるためには、地震や台風などの災害時にも耐えうる建物でなければなりません。
耐久性の高さが魅力のひとつである一方、建築費や材料費にコストがかかり、そのぶん購入価格も高くなりやすいです。
ただし、適切なメンテナンスをおこなえば、世代を越えて長く住み続けられることから、長い目で見ればお得といえるかもしれません。
また、メリットである間取変更のしやすさが、デメリットになる可能性があります。
たとえば、隣の部屋で間取変更の工事がおこなわれ、寝室とキッチンが隣接してしまうかもしれません。
隣の住民と生活リズムが合わなければ、就寝時間に隣の家のキッチンから物音がするなどして、騒音に頭を悩ませる可能性もあるのです。

スケルトンインフィル工法のマンションに住む場合の注意点

スケルトンインフィル工法のマンションに住む場合の注意点

スケルトンインフィルのメリットやデメリットがわかったところで、実際に住むとなった場合の注意点をご紹介します。

注意点1:水回りの配置換えは、二重床の深さに注意

トイレやキッチンなど水回りの場所を変更する場合は、床下の配管ごと移動させなければならないため、二重床であることが必須条件です。
スケルトンインフィル工法は、基本的に二重床なので心配ないと思う方もいるでしょうが、実は「深さ」も気にしなければなりません。
水回りの配管を移動させるためには、床下にある程度の深さが必要です。
しかし物件によっては、水回り以外の床下が浅めにつくられているケースがあり、寝室だった場所をキッチンにしようとしても、床下の深さが足りずに断念せざるを得ないこともあるのです。
「スケルトンインフィル=二重床」だと安心せずに、床下の深さが異なる場所があるのかどうかも確認する必要があります。

注意点2:管理規約で制限されているケースがある

二重床の深さも十分にあり、水回りの配置変更が可能だとしても、間取りの変更が管理規約で制限されている場合があります。
たとえば、配置換えによりトイレの位置が下の階の部屋の真上にくる場合などでは、水の音が原因で騒音問題に発展する可能性があります。
こうしたトラブルを防ぐために、管理規約で間取りの変更を制限しているマンションも少なくありません。
そのため「スケルトンインフィル=間取りが自由に変更できる」と考えずに、事前に管理規約の内容を確認しておくことが大切です。

注意点3:定義が曖昧な部分がある

一言で「スケルトンインフィル」と言っても、定義が曖昧な部分があるため注意が必要です。
基本的には建物の構造躯体(スケルトン)と内装設備(インフィル)を明確に分けた建物という定義ですが、細かい仕様については、はっきりとした基準がありません。
そのため物件によっては、取り壊しのできない壁が家の中にあったり、専有部の外にあるはずのPS(パイプスペース)が中にあったりと、自由に間取り変更ができないケースもあります。
スケルトンインフィル工法のマンションすべてが、自由に間取りを変更できるわけではないと覚えておきましょう。

まとめ

スケルトンインフィル工法のマンションは、構造躯体と内装設備が分かれているため、一般的なマンションよりも内装や設備を簡単に取り替えられる点が大きな魅力です。
ライフステージに合わせた間取りの変更ができ、また耐久性に優れていることから、長く住み続けたい方におすすめです。
マンションの購入を検討している方は、先々のことを考えて、スケルトンインフィル工法の物件を検討してみてはいかがでしょうか?

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