マンションを購入する際、最上階を希望する方も少なくはありません。
低層階よりも見晴らしがよいのが気持ち良いですよね。
今回は、マンションの最上階に住むメリット・デメリットをご紹介します。
気になる暑さ対策についても触れていきますので、マンションの最上階を購入予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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マンションは階数によって値段が異なります。
低層階は安く、階数が上がるにつれて高くなるのが一般的です。
階数を選ぶ基準は人それぞれですが、多くの方が一度は最上階に憧れる気持ちがあるのではないでしょうか。
最初に、マンションの最上階に住むメリット・デメリットについてご紹介します。
マンションの最上階に住むメリット
開放感がある
マンションの最上階のメリットはなんといっても開放感があることです。
低層階のマンションから見る景色と、最上階から見る景色では大きな違いがあるでしょう。
また、上に住んでいる人がいないというのも開放感に繋がります。
ベランダを使用する際も、上に部屋がないことで開放感がありますし、気分が良いですよね。
立地によっては、海や山が見渡せたり、街中を一望できたりとメリットがたくさんあります。
また、同じような高さのマンションが周りにない場合は、人の目線が気にならないという点もメリットでしょう。
日当たりや風通しが良い
マンションの最上階は、近隣にある建物によって日陰になる心配がありません。
窓の方向によっては一日中日当たりが良く、冬でも暖かいでしょう。
そのため光熱費の節約に繋がるという点もメリットといえます。
また、風通しも良いので洗濯物が乾きやすいというメリットもあるのです。
日当たりが良く風通しが良いということは、カビの発生も抑える効果もあります。
防犯面で安心
マンションの最上階は防犯面においてもメリットがあります。
低層階ですと、窓からの空き巣犯が侵入する危険性がありますが、最上階だとその心配はありません。
とはいえ、隣の方がベランダをつたって侵入してくる可能性がないわけでもありませんので、100%安心とはいえませんが、部外者の侵入はほとんどないといっても良いでしょう。
そして、安心だからといってドアの施錠を忘れないよう注意が必要です。
窓からの侵入は考えづらいですが、最上階であっても玄関から侵入される被害もありますので、戸締まりには十分気をつけてください。
上から物音がしない
マンションの構造にもよりますが、最上階以外は少なからず上の部屋からの物音がします。
小さいお子さまがいる家庭などは、走る音が響く場合もありますよね。
最上階だと、上からの物音を気にしなくていいのがメリットとなります。
マンションの最上階に住むデメリット
夏場は暑い
マンションの最上階は日当たりが良いのがメリットですが、夏場は暑いというデメリットがあります。
とくに西向きの部屋は午後から強い日差しが入ってくるほか、屋根が受ける直射日光で室内も暑くなってしまうのです。
戸建て住宅でも1階より屋根に近い2階のほうが暑いのは屋根が受ける直射日光の影響があります。
地震の影響を受けやすい
地震が起きた際、マンションでもっとも影響を受けるのは最上階です。
建物全体の階数が高くなるほど、影響は大きくなります。
また、避難の際も時間がかかってしまうのはデメリットといえるでしょう。
断水や、停電になってしまうと、最上階はとても大変になります。
エレベーターが動かないので、階段で重い水を運ばなければいけません。
最上階に住む際は、災害時に備えて水や食料は多めに備蓄しておくことをおすすめします。
値段が高い
購入時の価格が他の階と比較すると高めに設定されています。
最上階を希望して購入後も快適に暮らすことができれば、価格に見合った価値がありますが、デメリットが大きいと感じる方にとって後悔する可能性もあるのです。
とはいえ、最上階は他の階より高く売れますので、売却の際はメリットといえます。
マンションの最上階に住む際のポイントとは?
次に、マンションの最上階に住む場合のポイントについてご紹介します。
方角
マンションは階数に関係なく、人気があるのは南向きの部屋です。
同じ最上階でも方角によって価格も異なります。
最上階だからといって北向きの物件を選んでしまうと、最上階の割に日当たりが悪くなってしまい、最上階のメリットが得られません。
また、西向きの物件も夏場の暑さが気になりますよね。
最上階でおすすめなのは、南向きや東向き、南東などの物件といえるでしょう。
部屋の位置
方角だけではなく部屋の位置も重要です。
マンションで1番人気なのは、角部屋となります。
これは、賃貸でも同じことがいえますが、角部屋だと隣接する住宅がどちらか片方となり、窓の数も増えて風通しも良くなるのです。
横の部屋の騒音なども角部屋だと気になりにくいのもメリットでしょう。
また、エレベーターから近いと騒音が気になる場合もありますので、その辺も確認しておきましょう。
ただし、角部屋は外気の影響を受けやすいという特徴があることは頭に入れておいてください。
マンションの最上階に住む際の暑さ対策について
先ほどもお伝えしましたが、マンションの最上階は方角や部屋の位置によっても異なりますが、他の階に比べると暑さ対策が必要となります。
冬は暖かく暖房費がかからないのがメリットですが、夏は窓からの熱でエアコンの効きが悪くなってしまうのです。
屋根の熱によって室温も上昇してしまうので対策が必要になります。
最上階の部屋を選ぶ際は、基本的に方角と部屋の位置に注意することが必要です。
しかし、条件の良い部屋がなかった場合、自分でできる暑さ対策についてご紹介します。
直射日光が当たらないようにする
直射日光が当たらないようにするには、遮熱カーテンをつけるという方法があります。
しかし、遮熱カーテンは風通しが悪くなってしまうのがデメリットといえるでしょう。
最上階のメリットである風通しの良さが消えてしまいますよね。
そこでおすすめなのが、「すだれ」です。
すだれは風通しも良く、直射日光を防いでくれます。
趣もあり見た目も涼しく感じることができるのもメリットです。
すだれのほか、葉っぱがたくさんついた緑のカーテンをベランダに設置するもの効果的でしょう。
また、窓自体に遮光・遮熱フィルムをはるのもおすすめです。
サーキュレーターを使う
風がある日はまで良いですが、風がない日の最上階はとくに暑くなります。
そのような日には、サーキュレーターが効果的です。
窓に向かって設置すれば、室内の熱を外に追い出す効果があります。
ベランダに打ち水をする
ベランダに当たる直射日光からも室内温度に影響を受けます。
その際は、ベランダに打ち水をすると気温を下げてくれる効果があるのでおすすめです。
熱くなる前の朝に水をまくと、より一層効果的といえます。
ベランダにウッドデッキや人工芝を設置する
ベランダの床がコンクリートだと直射日光の影響で室内が暑くなります。
ベランダの床にウッドデッキや人工芝を設置することで、直射日光を吸収する効果があるので、暑さが軽減されるのです。
流行りのベランピングもできて一石二鳥となるでしょう。
まとめ
今回は、マンションの最上階に住む際のメリットやデメリット、ポイントなどをご紹介しました。
最上階のデメリットである夏の暑さ対策についてもご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
マンションの最上階はメリットもたくさんありますが、デメリットも存在します。
最上階に住む際は、しっかりと対策をして快適に生活できるようにしましょう。
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