マンションの購入を検討し始めると、大規模マンションと小規模マンションではどちらが良いのだろう?と悩む方も多いのではないでしょうか。
どちらにも異なる特徴があり、メリット・デメリットがあります。
今回は小規模マンションにスポットをあて「小規模マンションがもつ特徴とメリット・デメリット」「小規模マンションの種類と違い」について解説します。
小規模マンションに住むってどうだろう?と考えている方はぜひ参考にご覧ください。
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弊社へのお問い合わせはこちら小規模マンションに住むメリットとは?
ここでは、小規模マンションに住むメリットを4つご紹介します。
小規模マンションに住むメリット1.住人同士の距離感が近い
総世帯数が少ないため住民同士の距離感が近く、良質なコミュニティが築きやすいというメリットがあります。
これは人によってはデメリットと感じる方もいるかもしれませんが、住人同士の距離感が近いと、不審者に気付きやすいなど防犯面でもメリットがあります。
またマンションの管理などの話し合いが必要となった場合に、意見がまとまりやすい点もメリットに挙げられるでしょう。
一方で大規模マンションは、世帯数が多くさまざまな属性の方がいるので、意見がまとまりにくい傾向にあります。
戸数が少なく住人同士の距離が近い小規模マンションは、ああしよう、こうしようという話し合いがまとまりやすいのです。
小規模マンションに住むメリット2.駅近や希少なエリアに立地している
少ない敷地面積で建てられる小規模マンションは、駅近や閑静な住宅街など人気エリアに立地する傾向があります。
とくに都心部の駅周辺は大きな土地を確保するのが難しいため、マンションを建てる場合には、大規模ではなく小規模マンションが建てられます。
閑静で住み心地の良い住宅街に建てられているのも、その多くが小規模マンションです。
その地域に建物の高さ制限がある場合には、隣に大きなマンションが建ち日当たりが悪くなるといった心配もありません。
小規模マンションに住むメリット3.エレベーターの待ち時間が少ない
小規模マンションは戸数が少ないため、エレベーターを利用する人数も少なくなります。
そのため「待ち時間が長くてストレスを感じる」ということもほとんどないでしょう。
また戸数の多いマンションは、待ち時間が長いうえにエレベーター内で住人と乗り合わせる可能性も高くなります。
同じマンションの住人とはいえ、知らない人と密室で乗り合わせるのは少し怖いという方もいるでしょう。
戸数が少ないほど住人と顔をあわせる確率も低くなるため、こういった点も小規模マンションに住むメリットといえます。
小規模マンションに住むメリット4.プライベート性が高い
大規模マンションは共用部分が広く、住人以外も出入り可能なスペースが設けられている場合があります。
一方で小規模マンションは共用部分が小さく、施設も必要最低限であるため、施設内に住民以外が出入りするということがほとんどありません。
また住民が少ないため敷地内で人と会う機会も少なく、プライベート性が高いというメリットがあります。
小規模マンションに住むデメリットとは?
メリットがあればデメリットも存在します。
ここでは、小規模マンションに住むデメリットを3つご紹介します。
小規模マンションに住むデメリット1.管理費や修繕積立金の負担が高め
小規模マンションは大規模マンションに比べ、修繕積立金や管理費用が少し高めに設定されていることが多いです。
たとえば総戸数が200戸のマンションから月10万円を集めるのと、総戸数が20戸のマンションから月10万円を集めるのとでは、1世帯が支払う金額に10倍の差が生まれます。
また管理費や修繕積立金がずっと上がらないという保証はありません。
築年数が古くなるとその分修繕にかかる費用も大きくなるため、修繕積立金が高くなる可能性もあります。
将来、管理費や修繕積立金が上がったときのことも考慮して、余裕のあるローン返済計画をたてるようにしましょう。
小規模マンションに住むデメリット2.役員の順番が回ってくるのが早い
マンションに住むと、住人すべてが管理組合の構成員となります。
管理組合が開催する「理事会」の役員に選ばれたら、会議に参加しマンションの問題や現状などを話し合わなければなりません。
開催頻度はマンションによって異なり、役員は順番で回ってくることが一般的です。
戸数が少ない戸建てマンションでは、必然的に順番が早く回ってきます。
理事会はマンションの現状や問題を知る貴重な機会ではありますが、休日の貴重な時間を取られ面倒だと感じてしまう方や「自分が役員なんてできるのかな?」と心配になる方もいるでしょう。
しかし小規模マンションは、総住人数が少ないゆえに話し合いがスムーズにまとまるというメリットがあるため、そこまで心配する必要はないと感じます。
小規模マンションに住むデメリット3.共用施設が少ない
共用施設とは、キッズスペースやゲストルームなど、マンションの住人が自由に使用できる施設のことをいいます。
大規模マンションにはホテルのような共用施設がそろっていますが、小規模マンションは施設も必要最低限というケースがほとんどです。
しかし大規模マンションで豪華な施設があっても、まったく利用しないという方もいます。
そうなると管理費だけをただ払っているようなものなので「共用施設はなくても良い」という方にはメリットと考えられるでしょう。
小規模マンションの特徴や種類の違いとは?
一般的に小規模マンションは「中高層型マンション」と「低層型マンション」の2つに分類されます。
括りは同じ小規模マンションですが、それぞれに特徴の違いがあります。
中高層型マンションとは?
駅などの好アクセスな場所や都心部に立地していることが多く、ワンフロアの住戸数が少ないという特徴があります。
低層型マンションと比べると縦に長い造りなので、角部屋率が高いという点がメリットです。
駅近で利便性の良い場所に建ち通勤がしやすいため、共働きの夫婦などにおすすめです。
低層型マンションとは?
中高層型マンションとは反対に、閑静な住宅街に多いのが「低層型マンション」です。
建物の高さ規制がされている住宅街でもよく見かけます。
そのため隣に大きなビルやマンションが建つ心配もなく、周辺には戸建てが多いという特徴があります。
閑静な住宅街ということで駅からは離れた場所にありますが、静かで快適な暮らしを求める方にはおすすめのマンションです。
小規模マンションの定義とは?
ここまで小規模マンションの種類やメリット・デメリットをご紹介してきましたが、小規模マンションの定義はなんなのでしょうか?
実は小規模マンションと大規模マンションを分類する明確な定義はありません。
しかし、50戸未満のマンションを小規模マンション、100戸以上になると大規模マンションと呼ぶ方が多いようです。
小規模マンションが向いている方とは?
これまでにご紹介したメリット・デメリットをふまえると、以下のような方におすすめといえるでしょう。
●駅近など利便性の良い場所でマンションを購入したい方
●ある程度のご近所付き合いがほしい方
●住環境が変わりにくく静かな住宅街で生活したいファミリー層の方
●仕事などで共用施設を利用する時間がない方
小規模マンションは、利便性の高いエリアから閑静な住宅街まで多くの人気エリアに立地しています。
大規模マンションなどに比べ販売戸数も多いため、幅広い選択肢のなかから自分好みの物件をみつけることができそうです。
まとめ
小規模マンションに住むメリットやデメリット、種類や違いについて解説しました。
どの規模のマンションを選ぶかは、ライフスタイルや好みによって決まります。
メリット・デメリットを理解したうえで、ぜひ小規模マンションを検討してみてはいかがでしょうか?
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