マンションを選ぶときに意識したいのが駐車場のタイプです。
ひと口にマンションの駐車場と言っても種類はさまざまですから、事前に知っておくことで安心して利用できるでしょう。
本記事では、どんなタイプの駐車場があるのか、種類とそれぞれの特徴、メリット・デメリットを解説しています。
マンションを選ぶときは、ぜひ参考にしてみてください。
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弊社へのお問い合わせはこちらマンションの駐車場①平面式駐車場について
マンションの駐車場には主に3つのタイプが存在します。
最初は、もっとも多い平面駐車場について解説します。
入出庫の際の待ち時間
平面駐車場とは平置き駐車場とも呼ばれており、地上に設置されている駐車場のことを言います。
マンション以外にもスーパーマーケットやホームセンターなどでも用いられており、ごくごく一般的です。
屋外に舗装されているケースが多いため基本的に屋根がないのが特徴ですが、なかには建物の1階部分に設置している場合もあります。
そんな平面式の特徴は、まず入出庫の際に待ち時間がないことです。
機械式のように1台ずつしか入出庫できない駐車場は混雑しているとどうしても待ち時間が発生してしまいます。
しかし平面式はそういった心配は一切ありません。
自由に出入りでき、動線もスムーズでしょう。
利用料について
マンションに設置されている場合、他のタイプに比べ利用料は低く設定されていることがほとんどです。
ただ住んでいるエリアによって異なるため、すべての平面式が安いというわけではありません。
利用料無料のところもありますが、東京23区になると月額平均2~3万円のところもあり幅広いでしょう。
平面式は敷地を多く要するため利用料が高くなりやすいという意見もあります。
メンテナンスは必要?
広い敷地に舗装されているため管理や維持にあまりお金がかかりません。
そのためメンテナンスにかかる費用も少ないでしょう。
どれくらいのスペース?
基本的に広いスペースが必要になるため、地方都市のマンションや郊外にある大型マンションに設置されているケースがほとんどです。
まだ機械式が少ないときに普及したこともあり、古いマンションにも多く見られます。
同じマンションでも大都会になると敷地が狭いため、平面式は不向きになるでしょう。
駐車できる車種
路面に直接駐車できるため車の高さや幅を気にする必要がありません。
ただひと口に平面駐車場と言ってもいろんなタイプがありますから、1階や地下に設置されている場合は車高や車幅に制限があります。
屋外なら基本的にどんな車種でも駐車できるので安心です。
マンションの駐車場②自走式駐車場について
マンションの駐車場には平面式以外にも自走式と呼ばれるタイプも存在します。
都心部のマンションに多く見られ、スロープが組み合わされているのが特徴です。
マンション以外にも大型スーパーマーケットでも設置されているため、一度は利用したことがあるかたがほとんどではないでしょうか。
狭い土地でも多くの車を収納できるため、先ほども述べたように都心部などにおすすめの駐車場です。
ここでは自走式の特徴やメリット、デメリットを紹介します。
車種は限定される?
屋内に設置されているため、うしても利用できる車種が限定されそうですが、比較的車高の高い車でも駐車できます。
ただ天井の高さによっては限定されますので、すべての車種が駐車できるかと言ったらそうではありません。
車高が高い車は必然的に屋上に駐車することになりますが、そうなると屋根がないためデメリットに感じやすいでしょう。
入出庫の待ち時間
乗り降りしやすいので入出庫の待ち時間はほとんどありません。
特にマンションの場合は自分の駐車場まで運転していくため、出し入れも簡単です。
ただスロープを上り下りすることを考えると平面式よりも時間がかかってしまうでしょう。
メンテナンス費用は高い?
一見高いように思われがちですが、機械式に比べるとメンテナンスにかかる費用は低いでしょう。
というのも耐久性は自走式のほうが高いからです。
また車のメンテナンスに関しても、屋上以外は屋根があるので汚れや劣化を防ぐことができます。
エレベーターが付いていない場合も
自走式だからと言って、すべての駐車場にエレベーターが付いているわけではありません。
そのため高い場所を契約してしまった場合、車に乗り込むまでに時間がかかります。
なるべくエレベーターが付いているタイプがおすすめですが、付いていないタイプはできる限り低い場所を契約するようにしましょう。
ちなみに、エレベーターが付いているマンションは移動もスムーズになりますし、小さなお子さんがいるかたでも荷物がある場合でも安心して家と駐車場を行き来できます。
マンションの駐車場③機械式駐車場について
機械式が設置されているマンションは、主に都心部に多く見られます。
そのため地方都市や郊外では少ないでしょう。
一見すると自走式と似ていますが、機械を使って入出庫するため自分で運転する必要がありません。
どんな特徴があるのか、メリットとデメリットを含めて紹介します。
別名タワーパーキング
機械式はタワーパーキングとも呼ばれており、タワーの中で車を乗せて循環移動するのが特徴です。
狭いスペースでもきちんと車を格納できることから、都心部のマンションに主に見られます。
他にもショッピングセンターや大型施設などに用いられることも多いでしょう。
タワーパーキングには8つの方式があり、なかでも主に使われているのが二段方式と多段方式になります。
ほとんどの機械式がこのタイプの装置を用いています。
二段方式
地上二段式で1階と2階に分けられているのが特徴です。
最近では戸建住宅にも設置しているところが増えています。
多段方式
多段方式は3階以上あるタイプになります。
最近では縦列式のところも増えてきています。
パレット式とは
機械式の特徴は、パレットと呼ばれる部分が機械を使って上下左右に移動しながら車を格納していきます。
どの種類にもパレット式が用いられているため、機械式には欠かせない機構と言って良いでしょう。
これがないと車を乗せることができません。
ちなみに、パレットの移動方法はいくつかのパターンがあります。
単純昇降ピット式
マンションの機械式でもっとも多く設置されており、パレットが上下に昇降します。
昇降横行式
空きスペースが設けられており、パズルのようになっています。
そのためパズル式とも呼ばれているのが特徴で、パレットは上下左右に移動して入出庫します。
昇降横行縦列式
いわゆるタワー式になっています。
より多くの車を格納できるため、大型マンションなどに設置されていることが多いでしょう。
スペースはどれくらい?
狭いスペースでもきちんと入出庫できるため、広いスペースは不要です。
限られたスペースで自走することなく車を格納できるのは大きなメリットでしょう。
入出庫の待ち時間は長い
パレットに車を乗せて上下または左右に移動させながら格納するため、どうしても入出庫に時間がかかってしまいます。
そのため急いでいるときは車の出し入れに時間を費やし、ストレスを感じやすいかもしれません。
地上に移動するまでの時間も含めて家を出る必要があります。
メンテナンス料がかかる
機械で操作するため、管理やメンテナンス料が必要です。
利用料も高く設定されているところが多く、金銭的に余裕がないと利用しにくく感じるかもしれません。
また万が一故障した際は車の出し入れができなくなるので注意してください。
台風や大雨などのときもリスクがります。
車種の制限がある
ロールーフとミドルシュートルーフ、ハイルーフの3つの制限があります。
利用する際は、事前に車高や車幅、車長などを確認しておくことをおすすめします。
まとめ
マンションの駐車場には3つのタイプがあることが分かりました。
同じ駐車場でもそれぞれ特徴やメリット、デメリットが違うため、所持している車種も考えて契約する必要があります。
特に機械式は制限が多いので、事前にしっかり確認しておきましょう。
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