マイホームを売却すると、一般的には引っ越ししなければなりません。
愛着のある家から出ていくのはとても寂しいものです。
そのようなときにおすすめなのがリースバックというもの。
では具体的にどのようなものなのでしょうか?
売却後に住み続けられるリースバックをテーマに、メリットや注意点、デメリットをお伝えします。
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弊社へのお問い合わせはこちら売却後も安心?リースバックとはどのようなもの?
売却時のリースバックとは、マイホームを売ったあと賃貸として住む方法です。
業者がオーナーとなるため、毎月家賃を支払い住み続けていきます。
そのため売却時の売買契約とともに、賃貸借契約を締結するのが一般的です。
一戸建てはもちろん、マンションでもリースバックは可能なので、ぜひ検討してみるといいでしょう。
リバースモーゲージとはなにが違う?
リースバックと混在しやすいのが、リバースモーゲージというものです。
リバースモーゲージはマイホームを売るのではなく、物件を担保にして、銀行などの金融機関から融資を受けます。
金銭的に困っている高齢者のためのものなので、条件(年齢55歳以下や高所得者など)に合わない場合は利用できないでしょう。
リースバックをおこなう際は、リバースモーゲージと間違えないように気を付けてください。
売却から住むまでの流れ
リースバックで売却する際、一般的に以下の流れで手続きします。
●マイホームを売る
●買い主(業者)が見つかったら売買契約を結ぶ
●決済と鍵の受け渡し、引き渡しなどをおこない、売却代金を受け取る
●業者と賃貸借契約を結ぶ
●決められた家賃を支払い、住む
業者との賃貸借契約は、定期借家契約(住める期間が決まっている契約)になるのが一般的です。
いくらで売れていくらの家賃を支払うの?
リースバックの場合、売却金額は相場の8割程度となります。
なぜ割安になるのかというと、賃貸に出したあと家賃を滞納されるリスクがあるからです。
家賃は業者が買い取った金額の10%前後が目安なので、ぜひおさえておきましょう。
リースバックで売却するメリットとは
ではリースバックで売却するメリットとは、どのようなことが挙げられるのでしょうか?
マイホームから離れずに済む
マイホームから離れずに済むのがまず1つめのメリットです。
売却にいたる理由はさまざまですが、マイホームに対する愛着はだれでも持っているかと思います。
マイホームの計画を立てたり間取りや仕様を決めたり、地鎮祭や引っ越しなど、さまざまな思い入れがあるでしょう。
選んだ家具やインテリアはもちろん、マイホームで暮らした時間も大切な思い出です。
そのため売ったあとも住み続けられるのは、売り主にとって大きなメリットではないでしょうか?
所有権は業者に移ってしまいますが、愛着のあるマイホームから離れずに済みます。
またペットを飼っていたり、お子さまがいたりすると、環境はなるべく変えたくないですよね。
住み慣れた家に住み続けられるので、家族みんなが今までの生活を変わらず、安心して暮らせます。
すぐにお金が手に入る
すぐにお金がほしいときは、一般的な売却よりリースバックがおすすめです。
不動産を売る場合、買い主が見つかるまで内覧対応したり値下げ交渉に応じたり、さまざまな売却活動をおこなわなくてはなりません。
売れるまでに多くの時間を費やすこともありますが、リースバックなら業者が買い主になるので、すぐにお金を手に入れることが可能です。
経済的に困っていても、税金や光熱費など、支払わなくてはならないお金はたくさんありますよね。
まとまったお金が必要になったとき、マイホームの売却を検討する人も多いですが、なるべく高く売るため一般的な売却を選ぶ人も多いです。
スムーズに契約成立できればいいのですが、立地や価格の折り合いなど、思うようにすすまないこともあるでしょう。
リースバックなら業者が提示した金額に納得すれば即売却も可能なので、とにかく早く現金化したい人にとって大きなメリットです。
家の維持費が不要になる
マイホームなどの不動産を所有していると、固定資産税や保険料などがかかります。
また建物の劣化具合に応じて修繕費用やリフォーム費用も必要になるでしょう。
しかしリースバックなら売却後は自分のものではなくなるので、家の維持費は不要です。
なにか不具合が生じた際も、業者負担で修理してくれます。
家賃の支払いは毎月ありますが、上記のような維持費がなくなるので、ゆとりある生活を送れるのがメリットですね。
近所の人に知られることなく家を手放せる
近所の人に知られることなく家を手放せるのも、大きなメリットです。
マイホームを手放す場合、「だれにも知られず売りたい」と思う人もたくさんいます。
しかし一般的な売却だと、不動産のポータルサイトやホームページ、折り込みチラシといったさまざまな媒体で物件が紹介され、近所に知れ渡ってしまう可能性が。
リースバックなら物件の情報は公開されないので、だれにも知られることなく売却できます。
いつか買い戻すことも可能
1度手放しても資金ができた時点で買い戻せば、また所有者になることが可能です。
これはリースバックならではのメリットで、再売買の予約を契約時にすると、経済的に余裕ができたときに買い戻せます。
「いつか買い戻してまた所有者になる」という強い気持ちがあれば、いつかまた自分の財産として所有できるでしょう。
注意点にも気を付けよう!リースバックの売却で生じるデメリットとは
リースバックで売却する際は、メリットだけでなく以下のようなデメリットにも気を配りましょう。
オーバーローンの場合は利用できない
オーバーローン(住宅ローンが売却金額を上回っている)の場合、利用できないのがデメリットです。
住宅ローンを完済しないと抵当権が抹消されず、売却できません。
そのため売却して住宅ローンを完済できる人がリースバックの対象者です。
まずは査定に出してみて、オーバーローンになるかアンダーローンになるかをチェックしておくといいでしょう。
賃貸借契約の期間が決まっていることがほとんど
賃貸借契約の期間が決まっていることがほとんどという点も、大きなデメリットです。
リースバックにおける賃貸借契約は、一般的に定期賃貸借契約で締結されます。
定期賃貸借契約とは住める期間があらかじめ決まっている契約で、数年間を契約期間として定めるのが特徴です。
契約満了時には基本的に更新がないので、場合によっては引っ越ししなくてはなりません。
契約が終わってから売りに出す業者も多く、永久的に住める可能性は低いでしょう。
賃貸借契約をする際は、どのような契約になるのか、詳しく確認しておくのが得策です。
買い取り金額は相場より割安
先ほども少しお話ししましたが、リースバックの場合、買い取り金額は相場より割安になるのが一般的です。
築年数や立地、劣化具合などによって多少の変動はあるものの、多くの場合、相場より安い金額で取り引きされています。
一般的な売却なら相場と変わらない金額で売ることも可能ですが、リースバックを利用する際は割安になることをおさえておきましょう。
まとめ
この記事では売却後に住むことができるリースバックにスポットを当て、メリットやデメリットを詳しくお伝えしました。
そのまま住み続けられ、業者には家賃収入が入るためお互いにメリットがあります。
もちろん注意点やデメリットもあるのでよく理解したうえで契約してください。
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