マンションを探すなかで、「ヴィンテージマンション」という物件を見たことがありませんか?
「ヴィンテージ=古い」と言うイメージがありますが、マンションにおいてのヴィンテージは、ただ単に古いだけではありません。
この記事ではヴィンテージマンションの定義や魅力、代表的なヴィンテージマンションをお伝えします。
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弊社へのお問い合わせはこちらヴィンテージマンションの定義とは?
まずヴィンテージマンションの定義とは、どのような点が挙げられるのかを見ていきましょう。
ヴィンテージマンションには、実は具体的な定義はありません。
不動産のポータルサイトでも、ヴィンテージマンションの定義はまちまちですが、一般的には以下のようなマンションがヴィンテージマンションに該当します。
●築年数が20年以上経過している
●デザイン性の高い物件
●坪単価が高い(300万円以上など)
●専有面積が90平方メートル以上
●利便性が高いのに閑静な住環境
しかしこれはあくまでも一般的なイメージです。
上記の条件に当てはまらないマンションも、ヴィンテージマンションとして紹介されています。
そのためヴィンテージマンションには明確な定義はなく、時間の経過とともに価値が上がった物件という風に覚えておくといいでしょう。
年代物や希少性の高いものという解釈も
ヴィンテージという言葉は、「限られた年につくられた良質なもの」という意味を持つことから、ワインやジーンズ、家具などに用いられます。
しかしヴィンテージが不動産業界で使用されるようになったのは2000年代です。
ヴィンテージマンションは築年数が経過した中古にしかない魅力を持ち、時間の経過とともに味わいが生まれるなど、世代を超えて愛され続けています。
また一般的なマンションは、築年数の経過とともに資産価値が下がり、価格も安くなるのが特徴です。
その反面ヴィンテージマンションは、時間が経てば経つほど資産価値が上昇する、希少な不動産と言えます。
具体的な定義はないものの、購入する価値は十分にある物件ですね。
ヴィンテージマンションの特徴や魅力とは?
ではヴィンテージマンションの定義とは、どのような点が挙げられるのでしょうか?
資産価値が下がりにくい
ヴィンテージマンションの魅力とは、資産価値が下がりにくいという点です。
先ほどもお話ししましたが、希少性の高い物件は、利便性に優れた場所に多く建築されています。
駅から徒歩数分の距離にあったり、人気の駅にあったりと、アクセスが良いところが魅力です。
一般的に駅徒歩圏内の不動産とは、利便性に優れている反面、緑や自然が少ないのがデメリットに。
しかしヴィンテージマンションは利便性に優れながら、自然豊かな環境であることが多く、満足度の高い住み心地を実感できます。
そのため時間が経過しても価値が下がりにくく、高い水準の資産価値を維持できるのが、大きな魅力と言えるでしょう。
管理状態が良い
管理状態が良いという点も大きな魅力です。
いくら利便性が良く自然に囲まれていても、外壁の劣化やエントランスが汚れていては物件の価値を下げてしまいます。
ヴィンテージマンションとは共有部分のメンテナンスがおこなわれているだけでなく、時代に合った設備が整っているのが魅力です。
管理状態の良さは、快適な暮らしを維持するために大切なポイントですよね。
マナーやモラルを持った住民が多い
ヴィンテージマンションの魅力として、マナーやモラルを持った住民が多い点も挙げられます。
ヴィンテージマンションを選ぶ方は、物件の持つ魅力にお金を払うので、高い物件でも惜しみなく購入する方が多いです。
そのため家に対して愛着が生まれ、室内を丁寧に扱います。
専有部分だけでなく、共有部分の汚れにも気を配れるような住民が多く、ご近所トラブルが少ないのも魅力でしょう。
集合住宅ではゴミ出しや騒音に関するトラブルが多くあります。
ご近所トラブルは住民のマナーやモラルが関わってくるので、ヴィンテージマンションでは、こういった不安や悩みも軽減されそうですね。
優れたデザイン性も魅力
デザイン性に優れ、廃れない見た目もヴィンテージマンションの魅力です。
ヴィンテージマンションの外観は、流行にとらわれないシンプルなものやシックなもの、クラシックなデザインなどが多く、何年経っても飽きません。
高級な素材が使われていることもあり、時間の経過とともにより上質な見た目へと変化していくマンションもあります。
マンションや一戸建ては、そのときの流行を取り入れて建築されることも多いです。
流行は変化していくので、数年後には古く見えたり色あせて見えたり、時代遅れを感じることもあるでしょう。
しかしヴィンテージマンションなら流行にとらわれないデザインなので、時間が経っても色あせないのです。
条件や魅力をおさえた代表的なヴィンテージマンションとは?
次にヴィンテージマンションと呼ばれる、代表的なマンションをご紹介します。
三田綱町パークマンション
三田綱町パークマンションとは、都心におけるタワーマンションの先駆けと言われる物件です。
ヴィンテージマンションの代表的な存在で、1972年竣工の19階建て、地上52メートルの高さを誇っています。
ひときわ目を引く真っ白な外観を持ち、都心とは思えないほど多くの自然に囲まれているのが魅力です。n
また三田綱町パークマンションには全住戸分の平置きの駐車場が設けられています。
エントランスのフロントには24時間体制で管理人が常駐し、ガラス張りのロビーが高級感を演出。
ホテルのような設備や空間は、1970年代のゆとりある時代を象徴しているようにも見えます。
四季折々の植物を生活圏で感じながら、野鳥やカルガモなど、可愛らしい動物の姿を楽しむことも可能です。
広尾ガーデンヒルズ
広尾ガーデンヒルズも、代表的なヴィンテージマンションに該当します。
1983年から1987年竣工のマンションで、57,000平方メートルという大規模なヴィンテージマンションです。
広尾駅すぐの場所にあるため利便性が良く、このようなマンションが建つのは最初で最後とも言われています。
広尾ガーデンヒルズの魅力とは、広尾の森とも呼ばれる並木通りがある点です。
ケヤキやツツジ、ツバキなどが敷地内に植栽され、自然豊かな住環境が整っています。
また広尾ガーデンヒルズはセキュリティ面が充実しているのもメリットです。
エントランス近くには管理棟が置かれ、棟ごとにコンシェルジュも常駐しています。
竣工当時、このようにセキュリティ面が重視されたマンションはまだめずらしく、居住することがステータスになっていたのだそうです。
有栖川ヒルズ
有栖川ヒルズも、ヴィンテージマンションの代表的な建物です。
有栖川宮記念公園の向かいに建つマンションで、豪華な設備をそなえています。
住戸はすべて角部屋になっていて、専有面積も広く(185平方メートルから300平方メートル)、贅沢な暮らしがかなうマンションと言えるでしょう。
エレベーターを利用する際は、暗証番号を入力しないと部屋にいけず、プライバシー性が重視されているのも魅力です。
このように代表的なヴィンテージマンションとは、都心部に多く見られます。
リノベーションやリフォームの際、建具などはあえて交換しないのも、ヴィンテージマンションの真価を語っていますね。
まとめ
ヴィンテージマンションとは具体的な定義はないものの、利便性に優れていたり、管理がいきとどいていたり、住めば住むほど資産価値が高まる物件です。
住むことでステータスを得られ、ワンランク上の充実した生活を送れるでしょう。
マンションを探す際は、新築だけでなくぜひヴィンテージマンションも視野に入れてみてください。
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